医師が話す整形外科の病気

 

 
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  医師 山内四朗
 

急を要する怪我について

①頭を強打した場合

意識がない強い頭痛が続いている、嘔吐している、といった状態で、
このような場合には、脳の損傷の可能性があるので、直ちに脳外科への受診が必要です。

②首を強く捻った、強打した場合

強い痛みで首が動かせない、手足が痺れている、動かないといった状態。
首の骨の骨折、首の神経が損傷している可能性があり、この場合も首を固定し、
直ちに医療機関への受診が必要です。

 

③怪我をして出血している

患部をタオル、ガーゼなどで強く圧拍し、止血をしますが慌てる必要はありません。
口、鼻からの出血は、あまり心配ないものです。


その他の怪我についてはこちら
足首の捻挫(足関節捻挫)
肉ばなれ
膝の怪我

指の怪我

肩関節脱臼


 人の体には多くの骨と関節があり、怪我の部位によって、体のあらゆる場所に
骨折や脱臼、捻挫などが生じます。

すべての場所の怪我について述べる事は困難ですので、日常遭遇する代表的な
怪我について述べさせていただいていますが、怪我は急に起こるものですから、
咄嗟の応急処置とその後の正しい診断が重要だと思います。

『応急処置について』で述べたRICEを実行して怪我を少しでも軽くしたいものです。


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