歩く、走る、跳ぶなどの動きの殆どは、
膝が関与しています。
膝関節は構造的にはふとももの骨(大腿骨)と
スネの骨(脛骨)の間を結ぶところで、この二つの
骨の間には、クッションの役割を果たす半月板という
軟骨組織があります。
半月板には、内側と外側の二つがあり、
また膝の中には、十字にクロスしている十字靭帯、
膝の外側と内側にも、それぞれ外側側副靭帯、
内側側副靭帯があり、膝が前後左右に動き過ぎない
ように、厳重に守っています。
膝に大きな外力が加わると、靭帯が切れたり、
半月板が断裂することがあります。
膝を怪我した場合、応急処置としては先ほどのRICE療法でよいのですが、
膝の構造が複雑なため、診断は困難で専門医を受診するようお薦めします。
どの部位が傷んでいるかによって治療法が
異なりますし、治療後の経過も異なります。