医師が話す整形外科の病気

 

 
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  医師 山内四朗
 

肩関節脱臼

 

転んで肩を打ったり、人とぶつかって手が後ろに引っ張られたりした場合に生じます。
怪我をした瞬間に、激しい痛みと外れた感じがあります。

上腕骨という骨がずれていることと、痛みのために肩が動かせなくなります。

治療としては肩を動かさないように包帯、三角巾などで 固定し、すぐに医師の診察を受けます。

レントゲンで、すぐに診断ができますので、普通、
徒手整復を行って、殆どの場合、元に戻ります。
初めての脱臼の場合には、整復後の固定が非常に
大事です。
というのは、固定をしなかったり、固定期間が
短かったりすると、かなりの頻度で再発することが
多いからです。
つまりクセになってしまい(習慣性肩関節脱臼)、
いったんクセになってしまうと、手術が必要になる事
があります。

固定は肘を90度に曲げ、手をお腹の前に置いた状態で4~5週間固定します。
固定後、リハビリが必要となります。


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