VDT症候群について(別名:IT眼症) 使い過ぎ、疲れているという自覚をもって
VDTって、何のことかご存じですか? VDT(Visual Display Terminals)とは、パソコンやスマートフォン、テレビゲーム、 ポータブルゲームなどの画像表示端末のことを言います。私たちの周りにはVDTがいっぱい! しかも、コロナ自粛でVDTを使用している時間が子どもも大人も非常に長くなっています。 あなたは何時間、画面を見ていますか? 昨今、VDT症候群といわれる新しい病気が増加しています。VDT症候群とは、VDTを長時間 使用することにより、目・体・心に影響の出る病気です。別名、IT眼症とも呼ばれています。
□ 利用時間が1時間を超えている □ パソコン画面に直射日光や照明が 映りこんでいる □ パソコン作業時、室内の明るさと 手元の明るさに差がある □ パソコン作業スペースにゆとりがない □ 不自然な姿勢で利用している □ いくつもの作業を同時に 取り扱うことが多い
新型コロナウィルス感染症が流行する前の 2020年1月頃と比較すると、小学生以上の 子どもを持つ方で約24.4%、約1/4の方が 「視力が悪くなっている」との診断を 受けたり、感じたりしています。 リモート授業やパソコン、ゲーム、テレビ などの時間が長くなると大人同様、目の疲れ、 ドライアイ、肩こり、頭痛、不安 神経症などの症状を起こします。
左記の他に、心配されることは? 近視化/近視になる可能性が高まります。 角膜障害/まばたきの回数が減るため、 目が充血して乾燥し、角膜障害を 引き起こします。 てんかん/光過敏性のてんかんの素因を 持つ人で、テレビゲームの し過ぎで発作を起こしたという 稀な例もあります。 コミュニケーション不足/精神的、知的発達 に深刻な影響を与える可能性が あります。 運動不足/体力不足や肥満の問題
❶輻湊(ふくそう)訓練(寄り目) 正常な寄り目は眼前6~8cmほど、両目もしくは片目が内寄せできなくなった所が 寄り目の限界。眼前15cm以上であれば、輻湊の練習をしましょう。見る目標物は、 ハッキリとしたポイントがあるもの。 両目でしっかりポイントを見ます。
❷調節訓練 1日2回ほど、5m以上の遠方にある目標物を決めて、約3分間、両目で見続けます。 5分間で20回くらいを目安に行います
❸眼精疲労改善ツボマッサージ ツボごとに10~15回程度、気持ちが良いと思う強さでゆっくりと押します。