風疹は怖い病気です 自分は関係ないと、侮ってはいけません!
最近、よく耳にする風疹。風疹ってどんな病気なのか、ご存知でしょうか? 今回は、風疹にスポットを当ててみました。
風疹って、どうやってうつるの?
<飛沫感染> くしゃみや咳によって、ウィルスを含んだ唾液のしぶきが飛び散り、 それらを吸い込むことで感染します。 <接触感染> ウィルスが付着したタオルやドアノブを触って感染することもあります。
風疹にかかるとどうなるの?
2~3週間の潜伏期間を経て発症します。 症状としては、体のだるさと発熱、ポツポツとした発疹が見られます。 また、耳や首の後ろのリンパ節が腫れます。リンパ節の腫れは3~6週間 程度続き、手指がこわばるなどの関節炎を引き起こすこともあります。 子供のほうが症状は軽くて、大人が感染すると発熱や発疹がやや長引く 傾向があります。
「三日ばしか」って聞くけど、風疹とは違うの?
子供の場合、風疹に感染すると、3日程度でおさまるので、「三日ばしか」と 呼ばれます。 一度、風疹にかかると大部分の方は生涯、風疹にかかることはありません。
治療方法は?
解熱、鎮痛剤や水分補給が大事です。 特異的な治療方法はなく、症状を和らげる対症療法のみとなります。
今、風疹の何が問題になっているの?
①妊娠初期(20週頃)までに感染すると、赤ちゃんにも 先天性風疹症候群が起こる場合があります。 ※先天性風疹症候群とは? →生まれてくる赤ちゃんに難聴や先天性心疾患、白内障、 発達障害などの障がい が発生します。 ②30~50代の 男性の約20%に免疫がありません!!
男性の皆さん、自分はどの区分になりますか? 30~50代は結婚や育児に忙しい時期ですが、将来の子供のため、家族のためにも抗体検査をお勧めします。女性の皆さんも「私には関係ないわ」と思わず、ぜひ検査を受けてください。 とにもかくにも、なるべく早い予防接種を受けてくださいね。