◎人は、脳に刺激を受けることによって考えたり行動したりしますが、 その刺激を脳で処理できなくなり、「妄想」や「幻聴」などの症状として 現れるのが統合失調症です。はじめて発症する際は、「話がまとまらなくなる」 「集中力がなくなる」「不眠・だらしなくなり意欲を失う」などの前ぶれとなる 症状が現れはじめます。 ◎経過中の症状は寛解状態(一時的、あるいは永続的に症状が軽減したり 消失すること ) になったり、良いとき、悪いときの波があったり、あるいは人格が壊れて しまったりと、実にさまざまで、病気の原因は不明です。
①幻聴 (例:人が自分の悪口をいうのが聞こえてくる) ②妄想 (例:独りで笑ったりしゃべったりする 誰かに見張られている 誰かが自分を殺そうとしている )
③興奮 (例:物を壊す、暴言・暴力をふるうなど暴れる) ④感情鈍麻 (例:会話していても、感情が通じ合わない) ⑤意欲減退 (例:引きこもる)
☆幻聴や妄想によるものであっても、 本人にとっては『現実』なので、 苦しみを受け止め、話に耳を傾け ましょう。 しかし、事実とちがう ことは肯定してはいけません。 妄想を助長する原因となります。
<声かけ> ・ほんとですね。→× ・つらいでしょう。→○ ・それは大変でしょう。→○
◎感情・意欲、思考の面に、障害を起こす、感情の病です。統合失調症のように 人格が壊れることはなく、「躁状態」「うつ状態」とよばれる時期があり、 ほとんどの場合、この2つの状態を交互に繰り返します。しかし、病気が 現れている時期以外のときでは ほぼ正常です。
◎20代後半又は、初老期に発症しやすい病気です。
⑭風呂に入るのが面倒
⑮おしゃれに気を遣わなくなった