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 指・手掌部・手首の痛みについてはテーピング固定、
注射や薬を用いて痛みを和らげますが、症状が強い場合は
手術を行うことがあります。
 ここでは肘の痛み(テニス肘・野球肘)の再発防止に
有効なリハビリ、機能訓練を紹介したいと思います。

 


ストレッチング

 

ストレッチングは、筋肉の緊張を和らげたり、血液循環を
促進することにより、筋疲労の回復を促し、筋腱障害を
予防し、痛みを和らげます。強さの目安は心地良い痛みを
感じる程度です。肘を伸ばした状態で片腕を前に出し、
手の甲を上に向けて手首を垂らします。あいている方の
手で、手首を曲げるように10~20秒間、手の甲を
押します。(図1)

次に反対に手の平を上に向け、あいている方の手で、手首を
反り返すように10~20秒間、手の平を押します。



筋力強化
  肘の動きは、前腕と手首の動きが組み合わさった複雑な要素でつくられているので、
筋力強化は前腕だけでなく、手首や手の動きも考えて行います。今回は、効果的に
筋力強化を行うためにも、セラバンド(ゴム製のバンド)を使った訓練を紹介します。

椅子に座り、セラバンドの
一方を手の平を上にして
握り、もう一方を足で 踏んで
固定します。セラバンドを
握っている方の肘をふともも
の上に固定し、手首を曲げて
セラバンドを上に引っ張り
ます。(図2)
     
  椅子に座り、セラバンドの
一方を手の甲を上にして
握り、もう一方を足で踏ん
で固定します。セラバンドを
握っている方の肘をふと
ももの上に固定し、手首を
反り返すようにセラバンドを
上に引っ張ります。(図3)

 

 

   
セラバンドの一方を手の甲を上にして
握り、もう一方をあいている手で固定
します。手首を捻るようにセラバンド
を外側に引っ張ります。(図4)
      セラバンドの一方を手の平を上にして握り、
もう一方を柱などに結び固定します。手首
を捻るようにセラバンドを内側に引っ張り
ます。(図5)

 

ソフトテニスボールなど柔らかいボールを握ったり(図6)、
セラバンドをたばねて雑巾を絞るよう(図7)にして握力を強化する
ことができます。
 


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