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  薬とは「」という言葉からきていて珍しいこと、奇なことが
起きるのが薬なのです。
いいにつけ悪いにつけ、今までにないことが起きる、いつも
食べていて体の栄養になるものは薬とは言いません。
薬というものは人間にとっては異物です。だから薬はいつもいつも
服用するものではないのです。
薬は、くさかんむりに楽しいという字を書きますが、薬はもともと
草根木皮と言って植物が主でした。
草を服用すると楽になる、草で体の苦しさを取るということから
創られた言葉だと思います。

薬には色々な作用があります。

病気に対して良いほうに働くのが主作用で、その人に対して
具合悪くなるのが副作用です。

薬によっては眠くなるという副作用がありますが、これを眠り
薬に使えば主作用になります。 薬の効果は、有効な作用と
副作用の兼ね合いです。
この患者さんには副作用を少し我慢しても、この薬を使った方が
いいと判断するかどうかです。あまり副作用、副作用とさわぎ
たてると医師も薬を使わないで、結局病気が長引いたり、ある
いは治らないことになり、患者さんにとって損失になります。
あぶない言い方をすれば、毒にもならないものは薬にもなら
ないのです。

 


ただ薬を服用する時、守って頂きたい点がいくつかあります。

1日に服用する回数や時間など指示された通りにして下さい。
コップ一杯の水で服用するのが早く、しかも一番効果を発揮します。

食前・食後服用とは…食事の前およそ30分
  食後約30分をいいます。
食間服用とは…食後2時間くらいに胃の中に
 食べ物がない時に服用することです。

食中に服用するということではないので、
くれぐれも御注意下さい。


症状が軽くなっても、まだ病気が治りきっていないことがあります。
必ず医師に相談して下さい。

似たような症状でも、全く違う病気であることもよくあります。
それに個人個人の感受性や、年齢、体重の差もあります。
自分に効いたからといって、他人にすすめるのは決して親切ではありません。

前の病気の時の薬が残っているから、それを服用するというのは危険です。
特に湿っていたり、変色しているものは絶対に服用してはいけません。

前に薬を服用して異常の起こった経験があったら、その薬の名前を控えておき、
診察を受ける時に、医師に必ず報告してください。


処方された薬に関する質問は、診察を受けた医師、又は薬剤師に気がねせずに
聞いて下さい。
あなたが服用される薬です。知っていて当然なのです。

主治医は、常に患者さんの側に立って、
薬のことを 考え治療しています。
薬の副作用については、患者さん以上に
注意を払っています。 それでも人によっては
副作用が生じることがあります。薬を服用
されている患者さんは、「こんな症状が
出てきた、少し変だな」と思われたら
すぐに医師に報告して下さい。このことが
治療をする側(医師)にとっても受ける側
(患者さん)にとっても一番大切なこと
だと思います。
病気のことでも薬のことでも分からない
ことは、納得のゆくまで聞いて下さい。



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