湿布について 種類の違いを知り、正しく効果的に使おう
当院には様々な湿布があります。冷湿布・温湿布・白いものや肌色のものなど…。 それらの違いについて、皆さんは理解していますか? そこで今回は、湿布に関する疑問やよくある質問にお答えしながら、一緒に勉強 していきましょう。
湿布の正式名称は、「経皮吸収型鎮痛消炎剤」と言います。 その歴史は意外と古く、紀元前バビロニア文明の頃と言われています。今のような 湿布になる前は、ガーゼや布にペースト状の物質を塗布し、それを腫れや炎症を 抑える部分(患部)に当てて使っていました。 1970年代に、日本で布と薬剤が一体化した簡単に使用できる「パップ剤」が 登場し、その後、パップ剤よりも薄いテープ状の「テープ剤」も見られるように なりました。 現在、「パップ剤」も「テープ剤」もすべて「湿布」と言われていますが、実は、 医療界では「貼付剤」ちょうふざいと呼ばれています。
皮膚から吸収して 炎症を抑える
効果2
腫れや痛みを 和らげる
患部(痛みを感じているところ)に、 1日1回、1日2回、1日1回貼ると24 時間効果があるなど湿布によって 貼る回数や枚数は異なります。使用 する際には注意書きを確認しましょう。
次回予告! 2026年 6月24日に更新します どうぞお楽しみに!!