コロナ禍になって3年目に入りました。道行く人がマスクを付けて、 外食・旅行が制限されるなど想像もしていなかった日常生活に変化 しましたよね。
私もコロナ禍になる前までは友達と遊ぶ事が趣味みたいなもので 他に趣味と呼べるようなものがありませんでした。友達と遊べなくなり、 仕事と自宅の往復。一人暮らしということもあり、孤独感が募りました。
そこでスーパーに販売されている花を見かけました。花瓶も持って いないのに、自分の暗い生活、気持ちと相反するような彩りのある 花たちに惹かれ、衝動買いで春に梅の花を買って帰りました。 帰ってペットボトルにとりあえず生けてみました。それだけで、 どこか寂しい一人暮らしの部屋の空気が一変して明るくなりました。 また、毎日枯れないように水を替えたり、置き場所を変えたりすることで 生活にハリが出ました。
それからまたスーパーで別の花を購入し、それに合う花瓶を 購入してみました。他にも福井市内の花屋さんを探して 行ってみました。ユリの鉢植えを買ってみて、蕾から育て 花が咲いた時の感動は忘れられません。
そして、私と同じくコロナ禍で花が好きになった友達と フラワーアレンジメントの教室に通うようになりました。 今までの友達と遊ぶだけでは得られなかった楽しみ方を体感しました。 フラワーアレンジメントを習って、実演する時の集中力、 納得のいくものを作りたい緊張感、作り上げたときの達成感。 すっかり私は花という趣味にはまってしまいました。
今年の母の日には、ドライフラワーで作ったウェルカムボードを 母にプレゼントしました。初めて自分用でない作品を作りました。 母に喜んでもらい、玄関に飾ってもらえた喜びは一生忘れません。
コロナ禍で色々なことが制限されましたが、私は花という 趣味に出会えてよかったです。